無人契約機(自動契約機)とは
無人契約機(または自動契約機)は、文字通り、直接応対をするスタッフがいない契約機を指します。無人契約機を使うことで、金銭を扱うことによる心理的な重圧を軽減することができます。これは、無人契約機の向こう側には、通信回線を介してオペレーターがいるためです。
無人契約機では、カードローンの契約やローンカード(キャッシュカード)の受け取りができます。また、月々の返済や一括返済も、契約機で受け付けを行っています。
無人契約機(自動契約機)のメリット
無人契約機(または自動契約機)は、通常の営業時間だけでなく、土日や祝日にも営業をしていることが多いです。夜遅くでも利用できるため、仕事帰りの人でも気軽に利用することができます。ただし、一部の契約機は、土日や祝日は17時〜18時頃までの営業となっている場合があります。平日は、夜の20時〜21時頃まで営業していることが多いです。
無人契約機は、機械を使って契約をするだけです。利用するのは難しいことはありません。もしわからないことがあった場合は、本部のオペレーターと通話しながら手続きをすることができます。初めて利用する人でも、安心して申し込むことができます。
無人契約機のスペースには、契約をするための椅子や小型端末機、スキャナー(コピー機)、受話器の4つがあります。ほとんどの無人契約機は、防音壁のある個室内に設置されており、外からの音が遮断されます。また、個室内に入ると、内部の様子も外からは見えなくなるため、プライバシーの保護にも役立ちます。
使い方は、画面の指示に従って、名前や住所、生年月日を入力するだけです。スマートフォンや携帯電話が操作できる方であれば、誰でも簡単に申し込めます。途中では、身分証明書をスキャナーに通すよう指示されるかもしれませんが、個室内のスキャナーに運転免許証や保険証、パスポートや住基カードのいずれかを置いてスキャンすれば問題ありません。
所得証明書があれば、借入可能枠がアップする可能性が大きい?
「所得証明書不要」のローンを申し込む場合でも、所得証明書を提出することをおすすめします。近年、身分証明書だけで借りられる「所得証明書不要ローン」などが増えていますが、身分証明書の有無で、「承認される金額」が大きく変わることがあります。高額な借り入れを希望される方は、所得証明書を準備しておくことをおすすめします。さらに、健康保険証(社会保険証は、安定した会社に勤めていることを示す証明となり、承認される金額に大きく影響を与えます。社会保険証を保有している方は、社会保険証と所得証明書をセットで提出することで、より高額な借り入れが可能になる可能性があります。
無人契約機(自動契約機)のデメリット
無人契約機(自動契約機)は、すべての店舗にはありません。使用できるのは、一部の大きな銀行や、無人店舗に限られます。また、駅前にあると便利ですが、郊外型の店舗にはやや時間がかかるかもしれません。空いた時間に予約して来店するようにすると、待ち時間を少なくして手続きがスムーズにできます。地方や田舎では無人契約機は設置されていないことがありますので、その場合は混雑する可能性があります。
無人契約機は、一部の銀行の自動契約機や消費者金融の店舗(無人店舗)で利用できます。2016年3月現在、信販会社のローンは郵送やインターネット申込が主流で、無人契約機を持っていません。キャッシュカードと契約書を受け取れば、「提携ATM」で利用できるので、非常に便利です。
提携ATMとは、提携銀行やカード会社のATM(現金自動預入払い出し機)を指します。銀行内だけでなく、銀行の出張所やクレジットカード会社のCD機(キャッシュディスペンサー)でも利用できます。しかし、ATMとCD機では使える機能が異なります。
返済をする場合は、無人契約機を利用するか、インターネットや電話で手続きをすることができます。返済方法には、現金、小切手、振込、クレジットカードでの支払いなどがあります。返済方法を選択する場合は、自分に最も手軽な方法を選んでください。また、返済金額を定期的に管理することで、返済ができるようにしておくことも大切です。
無人契約機を利用する上で注意することとして、契約内容や料金を十分に理解してから申込みをすること、借り入れる金額を適切に見積もること、返済に対する厳密な計画を立てることがあげられます。また、借り入れ時に必要な身分証明書や所得証明書を提出することも忘れずに行ってください。
無人契約機を使用することで、スタッフを介さずに簡単にローン申込みができるというメリットがあります。また、営業時間が広く設定されているため、平日や休日、深夜でも申込みができるのも魅力です。さらに、画面の指示に従って操作するだけなので、初めて利用する方でも簡単に申込みができるというデメリットもあります。
また、無人契約機を使用する際には、スタッフからのアドバイスがないことや、契約内容がわかりにくいことがデメリットとしてあげられます。また、通信障害や機械故障などにより、手続きができないことがあることも挙げられます。
他にも、無人契約機を使用する際には、カードを挿入する必要があるため、カードを持っていない場合は利用できないという制限があることや、お金を借りる側の心理的な重圧が少ないというデメリットもあります。
無人契約機(自動契約機)の上手な使い方
無人契約機(自動契約機)を利用する前に、ネット手続きをすることをおすすめします。これにより、無人契約機のブースが混雑している場合でも、手続きをスムーズに行うことができます。カードローン会社の公式サイトでは、身分証明書や所得証明書をアップロードすることができます。また、カード発行の無いローンの場合は、ネット申込と同時に「オンラインキャッシング」も利用できるので、便利です。
無人契約機を利用することで、ローン申込や返済、キャッシングなどをいつでも行えるのが特徴です。ただし、現在のところ、信販会社では無人契約機は設置されていません。
無人契約機を利用することで、カードローンやカードローンカード(キャッシュカード)の受け取りができます。また、月々の返済や一括返済も、契約機にて受け付けを行っています。
無人契約機を利用することで、通常の営業時間を問わずに契約や返済ができるので、便利です。ただし、使用できるのはある程度大きな銀行や、無人店舗に限られますので、注意してください。
無人契約機(自動契約機)を使う際の注意点
無人契約機は、スタッフがいない自動契約機ですが、忘れ物が多数報告されています。大切な印鑑や身分証明書類、お金が無人契約機に置き忘れられ、第三者に持ち去られることもあります。また、個人情報が記載された身分証明書類を忘れることで、他人に悪用される可能性もあります。借入をする前に、忘れ物がないことを確認し、借入後も同様に確認することが重要です。忘れ物に気が付いた場合は、カードローン会社にすぐに連絡して確認をお願いすることが望ましいです。